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一番早くて安価な紛争解決法
医療事故紛争処理機構が近く設立される。これは、4月に施行された、通称、ADR法に基づく認証機関として申請される予定である。医療訴訟の長期化に対応し、早期の解決を目指すことを目的とするようである。

裁判は長い、長い、と言われるが、その中でも、医療訴訟は、特に長い部類の訴訟である。

それは何故か。

問題となっている治療行為が、適正に行われたかどうか、を素人である、法律家が判断するからである。

医療過誤訴訟を受けた場合、特に、患者側の代理人として動く場合、治療方法が適正かどうか、なんてすぐに分かるはずが無い。

弁護士としても、自分で医学書を紐解いて、どのような治療法、手術の方法があるのか、勉強を始めるのである。

おれは医学生かよ〜!と思うこともある。

患者側に協力してくれる専門医を探すことも大変である。

医療事故紛争処理機構において、専門医が専門的見地から紛争の仲介をしてくれるというのは非常にありがたい話しではある。

心配なのは、専門的見地から紛争の仲介をするのは、やはり、医者であるということである。医者が自分たちの仲間である医者に対して、どの程度中立でありえるのか、患者側も納得できるのか、という点が、この制度が利用されるかどうかに大きく影響してくると思う。

ただ、紛争解決において、一番重要なことがある。

それは、「ミスをしたら、すぐに謝る」ということだ。

実は、これをするだけで、多くの紛争が避けられるのである。

これは、医療ミスの問題だけではない。全ての紛争において通じる真理だと思う。

日本人は、やはり、紛争を好まない民族だと、私は思っている。

BY 柳井

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